40代からのビタミンCとカロテノイドとアルツハイマー

国立市の整体とカイロプラクティックのサロン スピロソフィアの光田です。

果物と野菜の摂取量の指標である血漿中のビタミンC濃度、カロテノイド濃度およびこれらを組み合わせた複合バイオマーカースコアが高いほど、2型糖尿病の発症リスクが低いことが明らかになった。英国・University of Cambridge School of Clinical MedicineのJu-Sheng Zheng氏らが、欧州8ヵ国で実施した大規模前向きケースコホート研究「EPIC-InterAct」の結果を報告した。

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今回の報告では、ビタミンCやカロテノイドが2型糖尿病を抑制するということが明らかになったということですね。

目次
□ 糖尿病とは
□ 1型糖尿病
□ 2型糖尿病
□ ビタミンCとカロテノイドとアルツハイマー

□ 糖尿病とは
糖尿病は、膵臓のランゲルハンス島と呼ばれる部分にあるβ細胞が障害されて、血糖を抑制する作用があるインスリンの分泌が不足したり、インスリン感受性の低下により、その作用が障害されて血糖値が上昇し、それに伴って代謝異常をおこします。
長期間にわたって血糖高値が続くと、網膜症、神経障害、腎症などの合併症を併発します。

糖尿病は発症の原因によって、「1型」と「2型」に分類されます。

□ 1型糖尿病
1型糖尿病は、遺伝的な要因に、ウイルス感染や免疫の異常などが加わって発症します。子供や青年に多く発症します。

□ 2型糖尿病
2型糖尿病とは、遺伝的な要因に、運動不足や食べ過ぎなどの生活習慣が加わって発症すると考えられていますが、はっきりとした原因はまだわかっていません。
糖尿病患者の95%以上が2型といわれていて、中高年に多く発症します。
2型糖尿病では、インスリンは分泌されているものの、働きが悪くて血糖値が下がらない(インスリン抵抗性)場合や、分泌そのものが減っている(インスリン分泌低下)場合があります。
アルツハイマー病発症のリスクとなることが知られています。

□ ビタミンCとカロテノイドとアルツハイマー
ビタミンCは水溶性ビタミンの1種で、コラーゲンの合成に必要だったり、欠乏症になるとコラーゲンの合成がうまくいかなくなり、壊血病になったりします。
また、活性酸素を除去する働きがあることも知られています。

カロテノイドは天然脂溶性の色素のことで微生物や植物により生合成されます。
カロテノイド色素による生理作用は多岐にわたっていて、抗酸化作用などに重要な役割を果たしています。

こうしたビタミンCやカロテノイドの血漿中の濃度と2型糖尿病が関連しているのなら、アルツハイマー病発症のリスクも抑えられるのではないでしょうか。

アルツハイマー病発症は、40代から少しずつ進行していくという説もありまあす。
核家族化の現代、高齢になるほど自炊が面倒になり、冷凍食品やコンビニ食、ファーストフードなどを食す機会が増えるようです。

40代からは、老後を考えて食生活を見直すことも大切かもしれませんね。

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